SFC修行を解説!2023年から始めるには。かかる費用や日程は?

マイル

前回スターアライアンスゴールドのメリットを紹介しましたので、その特典を永続的に受けることができるSFCの取得方法について解説します。

SFC取得の方法は2つ!プレミアムポイントのみを貯めるかライフソリューション併用か

SFCを取得するには2種類の方法があり、50,000(内ANA分25,000)プレミアムポイント(PP)を貯めるか、ANAで30,000PPを貯め400万円分ANAカードで決済しなおかつANAのライフソリューションサービスの利用が必要です。どちらが簡単なのかは、毎年のクレジットカードの利用額を踏まえる必要があります。ただ、後者は最近できたルートですので、私もそこからプラチナ会員やダイヤモンド会員になったことはないため、よく理解していない部分もありますので、今回はプレミアムポイントのみを貯める方法を解説していきます。ライフソリューションサービスルートであっても、プレミアムポイントを貯める部分は同じ要領です。

プレミアムポイント(PP)とは

プレミアムポイントは、お客様が1年間にご利用いただいたANAグループ(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)、スター アライアンス加盟航空会社およびスター アライアンス コネクティングパートナー運航便のご搭乗分について、マイルとは別に積算されるポイントです。毎年1月~12月に獲得されたプレミアムポイント数が翌年度のプレミアムメンバーステイタス獲得条件の1つとなります。

ANAサイトより

ANA公式ページから引っ張ってきました。プレミアムポイントとはマイルとは別のポイントのことになります。さらにはマイルとの交換や合算はできず、マイルは翌年持ち越しできるものの、プレミアムポイントは年間(1月~12月)で積算し、翌年に持ち越すことはできません。また、マイルはクレジットカード決済などで日々加算することが可能ですが、プレミアムポイントは搭乗時にしか加算されません。

搭乗時にしか付与されず、なおかつ後述しますが搭乗ランクにより積算額が異なるため、50,000PPを貯めるとなると工夫と根性と資金と時間が必要になります。それ故にSFC取得のためのフライトは、「修行」とされるのです。

プレミアムポイントの貯め方

プレミアムポイントの貯め方はざっくり言うと”ANAグループやスターアライアンス系列の航空券を買って乗れば良い”なのですが、単純にこれだけで済ませようとすると莫大なコストがかかります。PPの計算方式がありますので、一つずつ解説していきます。

プレミアムポイントの計算式

PP=区間基本マイレージ×予約クラス・運賃種別ごとの積算率×路線倍率+搭乗ポイントとなります。マイルであれば、区間基本マイレージと予約クラス・運賃種別ごとの積算率をかけるだけですが、プレミアムポイントに関しては路線倍率と搭乗ポイントが含まれます。

この計算式でプレミアムポイントをどの程度貰えるのかを考えながら50,000PPまで効率良く乗るのが近道となります。

実際にかかる費用・日数は?

SFC取得費用

ここが一番気になるところではないでしょうか。結論、一番効率良くPP獲得をした場合には50万円前後となります。(2023年でキャンペーンが無い中であれば)50万円=PP単価10円での計算ですので、それ以上にPP単価が良ければもっと安く済ませることができるという訳です。

時間・日数

日数・時間に関しては、最近はPP単価が高くてもそこを割り切るかによって大きく変わります。2018年頃までは那覇便のプレミアムクラスに比較的安く乗ることができPP単価・PP獲得数も多かったのですが、修行僧向けルートがどんどん値上がりしてしまい、PP単価が悪くなっています。それでもPP獲得数は変わらないので時短したい人にはプレミアムクラスの搭乗をお勧めします。

一方で、プレミアムクラスにはあまり乗れない平修行僧がSFCを目指すとすると、真っ先に考えるルートは那覇便です。私は羽田ベースですので、羽田ー那覇便ですべて割り出しますが、スーパーバリューを使い大体15,000円で、区間マイル984×搭乗クラス積算率0.75×路線倍率2+搭乗ポイント0で、片道1,476PPを獲得。PP単価は10.2円となります。往復で2,952PPです。50,000PP獲得までには大体17往復が必要です。羽田ー那覇であれば頑張れば1日2往復できるとして、9日の修行日が必要です。もしくは1日1往復で頑張るのであれば、17日です。

17日飛行機に乗るだけであれば何となく簡単そうに思えますが、私自身は同じ路線をずっと往復は飽きてきますので、旅行やら実家帰省やら何やらこじつけてPP取得を目指しました。

費用をマイルで補う方法

50万円ほどかかるとなると少し後ずさりしてしまいますが、なるべく持ち出しを少なくする方法があります。それが、マイルをスカイコインに換金して航空券代を支払う方法です。マイルさえ貯めれば持ち出し0で50,000PP分の航空券を買うことも不可能ではありません。スカイコインへの交換については多少コツがありますので、そちらを紹介します。

スカイコインへの交換は50,000マイルから

マイルからスカイコインへの交換倍率表の通り、50,000マイル以降が交換倍率が最も高いです。そのため、交換は50,000マイルからをお勧めします。また、SFC取得を目指すのであれば、表の真ん中のANAゴールドカードを保持しておくとプレミアムメンバー外では最も高倍率となります。

交換マイル数ANAカード(ワイド、一般)、AMCモバイルプラス会員SFC、ANAカードプレミアム、ANAゴールドカード会員ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド会員
1~9,999マイル1~9,999(1倍)1~9,999(1倍)1~9,999(1倍)
10,000マイル12,000(1.2倍)12,000(1.2倍)13,000(1.3倍)
20,000マイル26,000(1.3倍)26,000(1.3倍)28,000(1.4倍)
30,000マイル42,000(1.4倍)42,000(1.4倍)45,000(1.5倍)
40,000マイル60,000(1.5倍)60,000(1.5倍)64,000(1.6倍)
50,000マイル~200,000マイル75,000(1.5倍)~
300,000(1.5倍)
80,000(1.6倍)~
320,000(1.6倍)
85,000(1.7倍)~340,000(1.7倍)
他にもANAマイレージクラブ会員の交換倍率がありますが、SFCを目指す人で平マイレージ会員はいないと思うので掲載省略します。

ANAマイルを一度にスカイコインに交換しないこと

これは現在ANAプレミアムメンバー以外の方に言えるのですが、ブロンズメンバーになると交換倍率がさらに上がります。そのため、一度にマイルを交換し過ぎずに、まずはブロンズメンバーとなる30,000PPを獲得までの分を交換の後、改めて50,000マイル以上スカイコインに交換することをお勧めします。ただ、そこまでマイルが貯まりそうにない場合には、待たずに先に交換し費用に充てるでも良いと思います。

マイルの貯め方についてはこちらの記事に詳しく書いています。

まとめ

SFC修行はお金も時間もかかりますが、決してできないことではありません。世の中には意外にも修行僧がたくさんいるものです。特にマイルをスカイコインに交換する方法は、修行による一時的な出費を抑えることができます。もちろん、今後の旅行ためにマイルを貯めておくという方法もありますが、マイルには期限がありますので、もし期限が近くなっているマイルがあれば交換して航空券代に充てることも良いかもしれません。

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